| 施工箇所 | 住宅中庭(約15㎡) |
|---|---|
| 施工内容 | 石組み・植栽・砂利敷き・照明設置 |
| 使用素材 | 御影石・ソヨゴ・ヤマモミジ・砂利・LED照明 |
| 施工期間 | 約14日間 |
| 対応エリア | 千葉市稲毛区 |
S様邸はRC造の3階建て住宅で、建物の中央に採光と通風のために設けられた中庭スペースがありました。しかし竣工当初から砂利が敷かれたままで活用されておらず、「眺めるだけでも癒される空間にしたい」というご要望とともにご相談いただきました。
約15㎡という限られた面積の中に、日本の伝統的な坪庭の美意識を凝縮することを設計の中心に据えました。建物の四方から視線が集まる空間であるため、どの角度から見ても美しく見えることが重要なテーマとなりました。石組みは高低差を設けることで奥行きと動きを演出し、平面的になりがちな小さな庭に立体感をもたらしています。
植栽はRC造の建物内部という環境を考慮し、直射日光が限られた条件でも育つ耐陰性の高い種を中心に選定しました。ソヨゴは常緑で年間を通じて緑を保ちながら、秋に赤い実を付けて彩りを添えます。ヤマモミジは春の芽吹き・夏の涼しげな葉影・秋の紅葉と、四季それぞれの表情を中庭に映し出す主役として配置しました。足元には下草としてフッキソウを植え、白砂利との対比で清涼感を演出しています。
今回の施工では石組みの位置決めに特に時間をかけました。御影石を現場に搬入した後、実際に建物内の各部屋から見た際の景観を確認しながら、何度も位置を調整して配置を決定しています。この丁寧なプロセスがあってこそ、どの窓からも絵のように美しい庭が生まれます。
石組みの施工
夜間照明の演出
Highland River Walk では、庭づくりにおいて昼間の姿と夜間の姿の両方を大切にしています。日中は自然光の中で植物の緑や石の質感が美しく映えますが、夜はまったく異なる表情の庭を楽しむことができます。S様邸の中庭では、LED照明を植栽の足元や石組みの隙間に埋め込むことで、昼とは一味違う幻想的な空間を演出しています。
照明計画においては、単純に明るくするのではなく「影を活かす」ことを重視しています。ヤマモミジの葉が壁面に映し出す影のシルエット、石の表面に刻まれた自然の凹凸が浮かび上がるグレージング照射、砂利面を低い角度から照らすことで生まれる立体感——こうした効果をひとつひとつ現場で確認しながら、灯具の位置と角度を丁寧に調整しました。
全灯具にLEDを採用し、長寿命かつ低消費電力を実現。虫を呼びにくい色温度を選定し、庭の生態系への配慮も行っています。
リビングや和室からの眺めを意識し、室内のどの位置からもドラマチックな夜景が楽しめるよう照明角度を最適化しました。
スマートフォンや壁スイッチから照明の明暗を調節できるシステムを採用。その日の気分や季節に合わせた演出が可能です。
ヤマモミジへのスポットライトは、秋の紅葉時期に特に効果的。葉が赤く染まるシーズンの夜景は格別の美しさを生み出します。
千葉県全域での庭園デザインから施工まで、
Highland River Walk がトータルサポートいたします。